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この映画は、何と重すぎるのであろう。よほど途中で席を立とうかと思った。監督、製作、脚本のメルギブソンは、この映画で何を伝えようとしたのか。イエスキリストが捕らえられ、処刑されるまでの12時間の物語であるが、イエスがトゲの付いたムチで、背中からお腹まで肉が飛び散るまで打たれた。そして十字架を背負わされ、倒れる度に何度もムチ打たれ、コルゴダの丘まで歩かされ手にクギを打ち込まれて処刑されるまでを、第三者(神?)の目で冷静かつ淡々と感情を込める事なく映(えが)いている。 全編を流れるのは、残虐なシーンがあまりにも多く、外国では牧師がショック死したのも考えられる状況である。 イエスの母マリアと、石もて追われた売春婦の2名が、イエスが処刑されるまでを見つめていたが、母としてここまでイエスを見つめさせたのは何の意味なのか。メルギブソンは、そこに何を言いたかったのだろうか? 全編、イエスをムチ打つショッキングで残虐な場面が多い中、唯一の救いは、イエスに同情的なローマ領事館、イエスの処刑をまかされたローマ軍の司令官がイエスをかばうシーンだけである。 心臓の弱い人は、覚悟して見るべきです。ほとんどの観客は、映画が終わってもすぐには席を立てなかった。それは、あまりにも重い映画で立ち上がれなかったのか、涙を見られたくなかったのか、どっちかだろう。 賛否両論の対立が多い映画だと思います。入場料は、自分で判断しましょう。 トップへ |
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